2017年10月23日

意識がいくから

私は好きなこと以外にそんなに関心が継続しない人間です。

これは一見すると良いことに見えるのですが日常生活にすこし支障があります。

例えば複数の人物が目の前にいて、その中に好きな人が一人入るとその人の話ばかりに意識がいくからです。その場にどれだけ人がいても、私には好きな人が何をしているかだけが大事です。そこに他者の評価は介在しません。

好き、以外の人が決して嫌いなのではなく、その人に対してあまり長く意識が続かないのです。これはとても我儘というか勝手な所だと、最初は気づけませんでした。

そのような、日常における譲り合いはお相手は当たり前にしてくださっているからです。例えばクラスメイト、例えば近所の人。全員に興味がある人なんていませんよね。

それでも、相手が不快になったり不安になったりしないように、親しく声をかけあって適切な距離を保っている。私は気を抜くと、その礼儀を忘れてしまうのです。

つまりこれはただの傲慢や失礼なので、誰かとお会いするときは意識して直すようにしています。子供の頃は特にひどく、好きな人間としか会話をしなかったので、とても反省しています。

例外としては、私は私の「好きなもの」にとても強い執着心があるため、それらを傷つけたり、傷つけようとしたひとものことだけは、関心がなくともかなりはっきり記憶にとどめています。これは復讐心ではなくて、危険を回避するためなのでやはり攻撃の意図はありません。

この件に関して唯一良いかもしれない、と思うことがあってそれは嫌いだったり怒りの感情も瞬間的に沸いた後、すぐに自分のもとを去ることです。

私が何かに好意的ではない感情を抱くとき、そうすることが好きでやっている節があります。そして、気がすむまでそうしたら、そうすることに関心がもてなくなって、やめてしまいます。

自分を傷つける人のことを深く考えてしまうときがわたしにはあります。

それはその人のことを分かりたい、悪く思いたくないからです。優しさからではなくて、知らないことを理解することが楽しい事と、誰かを断ずる事は可能性を断ずることだと思っているからそうしません。私がそうしたくてそうしています。

けれど、もっと楽しい事があったらそれは忘れてしまって、また関心ごとにだけ向かって行きます。

と面倒くさい話を前置きをした上で

すこし前に、ある人が強く言われているのを見てなんだかとても嫌な気持ちになりました。要約すると「あなたのために、こんなに考えているのにイライラする」という内容でした。

誰かに怒りを表明するとき、「相手の為に」と前置きしたり、感じたりするほど自分の収まらない気持ちを放っていることが多いと思います。

褒められたことではありませんが、私はいつもじぶんの為に過ごしています。

例えば、誰かが困っていて私がそのために何かの犠牲を払うことがあれば、私はそうしなければもっと大きな別の損害が発生するからそうしています。

簡単にいうと、好きなものが困っていると私も困ります。

大体の場合、好きなものが健やかに存在している状態を好むからです。

だから、私にはやさしさは多分なく、していることは私のためのものです。

そんな傲慢な感情はいらないと相手が言えば、私はその相手のことが好きなのでまた相手が不愉快ではない距離感や手法を考え直すだけです。

自分とスタイルの違う人を否定するつもりはありませんが、なんだか先週中不満だったのでこの気持ちを手放したくなって、今書いて整理しています。

私の大好きなひとたちが傷つけられるといやな気持ちになります。

大体にして外野からは適当な声が飛びます。

インターネットでも、会社でも、学校でも、どこでも。

それが必要な声だったり、有益なことだったりすることも多いし、そのお陰で救われることもあります。また、自分がその声になってしまったり、とにかく突然石につまずくことも石になることも、生きていく上で当たり前に起こります。それを避ける確率をあげる事はできるけれど、0%にすることはおそらくできません。それが世界だし、それが許されるから皆が生きられるとも思います。

でも、ほとんど本当に無責任な声です。

あなたのするこということに、何の保証もしてくれないし、言ったら自分がよいものになった気がするから、ただの自己実現で言ってくることもたくさんあります。

だからあなたも、その声の気持ちは受け取らないでそれらの声がもつ「情報」だけを抜き取って自分の栄養にしたり、役に立たなければ間引いて捨ててください。

いやなやつのいう事でも、役にたつならありがたくもらって気持ちだけ捨ててしまいましょう。ふぐみたいなもので、毒を取り除けば美味しいものもたくさんあります。

大体にしてわたしたちは、自分のことなら何とか立ち直っていけるけれど、大事なものが出来るとそれらに対することではとても動揺してしまいます。

いやな女だと言われて無視できても、いやな彼女とか妻とか母親だと言われれば愛するものに申し訳なくなってきます。

悪い友人だとか、悪い親だとか、悪い恋人だとか、田舎者だとか、おばさんだとか、おじさんだとか、終わってるとか、そういう誰が決めたかわからない基準の中で、一瞬戸惑うけれどそんなことより、あなたがあなたを好きで あなたの好きな人に好かれていて、お互いに健康で安全であればそれでとりあえず大丈夫で、あとのことはあとから徐々にくっつけていけばいいことです。

私はいま、こんなことくらいしかあなたのことを守ろうとできないことがとても情けないです。でもいつかめちゃくちゃかっこいい方法を見つけて、颯爽とすきなひとを守ろうと思います。もちろんあなたのためではなくて、あなたを好きな自分のために。

私の好きなあなたたちは、ただそこに生きていてくれてるだけでとっても素晴らしいから、次は私の番だなあと思います。がんばってとりあえず、楽しい事を何個か探しておきます。

99%大丈夫だと思うけど、思うけど。

私は時々、あなたが無責任な外野の声で人生をやめてしまわないか怖いのです。

悲しい事はわたしがいつかきっとぶっとばしてあげます。

だからずっと、幸せになろうと思って生きていてください。

どうか、好きな人みんなに読んでもらえますように。

それではまた、お便りします。



Posted by ゃはねぬ at 16:39│Comments(0)
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