2014年05月16日
それはまあ
しばらく前に美容院で新人さんを紹介された。「これでうちの店にはユリが3人になっちゃったんですよ。わたしが友里恵で、友梨佳ちゃんがいて、そしてこの由利ちゃん。そうそう、前にもユリちゃんて呼ばれていた子がいたんですけど覚えていますか?さゆりちゃんていう、小柄ですごくマッサージの上手な子だったんですけど……」
そういえば……と、以前とてもマッサージの上手な人がアシスタントとしていたのを思い出す。他店に異動して、今頃はもうスタイリストとしてバリバリ頑張っているのかな…と思ったら。「あのユリちゃん、本格的にマッサージの方に行っちゃったんですよ」と友里恵さんは少し懐かしそうにして笑った。
わぁ、そうなんだぁ……。
美容院でしてもらうマッサージは、本当に上手な人とそうでない人がいて、それはまあ、本職じゃないわけだから仕方ないかなとは思うけれど、お座なりでやっているのか、心を込めているのかは指先からちゃんと伝わる。
以前はもっと上手だったよな……という人が、スタイリストに昇格したらなんだか違うなあということもある。アシスタントという立場だからこそ、自分が直接お客さんに喜んでもらえる仕事として、マッサージに力が入るんだろうか。
さて、先日はその新人の由利ちゃんがマッサージをしてくれた。これがまた、力の加減といいなんといい本当に上手で気持ちよくてありがたくて、思わずそのまま言葉にして伝えたら、「実はわたし、こんなこと言ってしまったらなんなんですけど、マッサージするのが一番好きなんです。この次までにまたいろいろ研究しておきますね」とユリちゃん。
ああ、どうかマッサージ専門に転向せず、マッサージの上手なスタイリストさんになってください。
Posted by ゃはねぬ at 16:13│Comments(0)
│ひねのひ